私は、帰って来た!

放置プレイ、実に3ヶ月Over(笑)
いやね、サボってただけじゃなく、仕事が忙しかったんですよ?
仕事だけじゃなく、実家のほうでもいろいろあってさ。*1


と、いうわけで言い訳終わり。



[感想]サボってる間に読んだ本(の一部)

若き将軍の朝鮮戦争 - 白善ヨップ回顧録

若き将軍の朝鮮戦争 - 白善ヨップ回顧録

朝鮮戦争で活躍した韓国軍の名将『白善ヨプ(火へんに華)』氏の回顧録です。
最近、にわかに朝鮮戦争について興味が出てきたので読んでみました。
氏の生い立ちから、満州国軍への入隊、日本の敗戦、朝鮮戦争勃発からその後までが書かれています。

読んでいて興味深かったのは、終戦直後から朝鮮戦争直前ぐらいまでの韓国国内の情勢です。
軍の反乱*2やら済州島での共産主義者の蜂起、軍内部への共産党員の浸透など、韓国国内混乱しまくり。
特に、軍内部への共産党の浸透では、かの朴正煕が軍内の共産党細胞の有力者であったという事実に驚愕。
割と早期に転向してたみたいですから、今で言う、「ネオコン」みたいな人だったんでしょうか。
逆に北は比較的安定していたようですが、その理由がまた、素晴らしい。
その理由とは、金日成北朝鮮に入ってすぐに、現地共産党員を粛清したから


最大の見せ場は釜山円陣での防戦での、四八八高地奪還時の突撃命令でしょう。
マラリアでふらふらしながらも、四八八高地を奪還。
米軍連隊長の「師団長の突撃を始めて拝見させていただきました」は、名言だと思います。


朝鮮戦争時の記述内でところどころにみられるのは「砲が欲しい。戦車が欲しい。火力が欲しい」という内容の記述です。
・・・これって、日本軍の苦悩とほぼ同一ですよね?*3
どこもかしこも悩む点は同じなんでしょうか。
それでも、米軍*4の支援のおかげで「弾薬無制限」が行えるだけ、日本陸軍よりはよほど恵まれてはいるんですけど。*5


日本の植民地時代に関する記述もありますが、トーンは随分と穏やか。
日本を非難する論調はほとんど感じられず、むしろ、達観しているような印象です。
日本の韓国統治に対しての「法治主義は我々にはなじまなかった。むしろ、人治主義のほうが性にあっていた」という意見にはある意味で納得がいきました。
正直、これこそが日韓関係のギクシャクの原因の、その大元の一つなのではないかと思えます。


あと、台湾大使時代の話で日本人軍事顧問団「白団」*6が登場していたのには驚きました。
戦後、実は少なくない数の日本兵がアジア各地で独立闘争の支援をしていたのですが、白団はその台湾版です。
実は私も詳しくは知らないのですが。(笑)


バイアスが掛かった本が多い中、軍人ゆえなのか、回顧録でありながら、酷く客観的な記述で感心させられます。
貴重な一次資料なだけあり、いろいろと、知らなかった事実が出ていて、なかなかたまらない本でした。
著者の白善ヨプ将軍は、今年85歳。
現在アメリカで療養中だそうですが、長生きしていただきたいものです。






皇国の守護者 2 (ヤングジャンプコミックス)

皇国の守護者 2 (ヤングジャンプコミックス)

来ましたよ?
皇国の守護者漫画版第二巻です。
この巻は、北領で、主人公、新城直衛が後衛戦闘を行う場面です。
夜襲での戦闘シーンや笹嶋水軍中佐との会話シーンなど見所満点。
後半からは新城がその本性をむき出し始めます。
新城が骨の髄までの現実主義者*7であることが露になります。
原作を知らない人たちは、新城が「ああいった行動」をとるとは思いもしなかったんではないかと。
あと、若手少尉トリオのキャラが立ちまくり。
原作だと漆原少尉以外は割りと薄い描写なんです。
しかし、この漫画版ではキャラ個々に強い個性があります。
やっぱり伊藤先生は上手いですよ。
魅せ方が。
この後、少尉トリオがたどる運命とその結末が引き立つってものです。






林譲治先生の新刊。
プロローグがいきなり硫黄島
しかも悲惨な末期戦。
どえらいホット・スタートです(笑)。
戦艦主砲の長射程化に伴って、有効性に疑問が持たれた水雷
その解決策の一つが「超大型空気魚雷」。
大戦末期に「回天」という、特攻兵器がありましたが、それの無人*8みたいな「超大型空気魚雷」が主役です。
この本の面白いところはただ、「超大型空気魚雷」が出来て敵を倒して終わり、ではなく、この魚雷の開発によっていろんなところに技術が派生しているところ。
特に航空機に技術が派生したところは面白いですね。
プロローグがここに生きてきますから。
ここ半年ぐらいの架空戦記ではピカイチの出来と思います。

*1:初めて礼服買っちゃたですよ

*2:麗水・順天事件

*3:日本の場合は「食料、弾薬、医薬品、燃料、人」も足りていなかった気も

*4:正確には国連軍

*5:比較対照が酷すぎるという意見は却下

*6:民間人による支援ですので正確には軍事顧問団ではないかも知れないです

*7:むしろ機会主義者なのかも

*8:正確には人が乗っていますが、特攻兵器ではないです

ミュージカルバトン

とかやってたら、HILOのとこからミュージカルバトンが張られていた件について〜w。
というわけでミュージカルバトンもw
しかし、同じ日に来るかね?(苦笑)

  • 音楽ファイル総容量

2.16GB
もってるiPodの総容量の10分の1強ですなw


  • 今聴いている曲

特にこれといって聞いていなかったり。
散歩に行くときぐらいしか聞かないのよね。


  • 最後に買ったCD

TVアニメーション マリア様がみてる サウンドトラック

TVアニメーション マリア様がみてる サウンドトラック

数ヶ月前だけどね。
去年のアニメで最も気に入った作品の一つ、マリア様がみてるサウンドトラック。



  • 特別な5曲

5曲も無いよw
3曲かな?


ハロー・サッチモ!?ミレニアム・ベスト

ハロー・サッチモ!?ミレニアム・ベスト

サッチモこと、ルイ=アームストロングから2曲。
「この素晴らしき世界」

「聖者の行進」
を。



「この素晴らしき世界」は私がサッチモを聴くことになったきっかけの曲。
とあるテレビ番組で視たアメリカ人評論家の評論が酷く印象に残ったのが発端でしたね。
曰く

「この曲で歌われているのは、真に素晴らしい、愛と、平和と、祝福に満ちた理想の世界である。そして、理想であるからしてこの歌の中にしか存在し得ない」


その後、この曲が流れたときの映像はベトナム戦争当時のものでした。*1
サッチモの特徴的な声と、綺麗なメロディが妙に皮肉に聞こえた覚えがあります。




「聖者の行進」はもともとニューオリンズ*2の黒人達の間で歌われていた曲だそうです。
サッチモのアレンジはアップテンポでノリのいい仕上がりです。
が、これはもともと「葬式歌」なんです。
華やかなこの曲が葬式のための曲です。
つまりは、苦痛ばかりの人生その最後の最後ぐらい明るく送ろう。
という、悲壮な曲なんですな。
もともと、好きな曲だったんですが、それを知ってからというものますます好きになった、酷くひねくれた自分がいますw


Digital Trip 1800 宇宙戦艦ヤマト

Digital Trip 1800 宇宙戦艦ヤマト

TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のOPテーマ。
すごく好きな曲ですよ。
なんというか、琴線に触れるものがありますな。
イツだったか*3海上自衛隊護衛艦が出航するところを報道したニュースかなんか、その背後でこの曲が演奏されていて、爆笑した覚えがあります。
いや、でも考えてみればものすごく似合うシーンではあるんですよね。
これ以上に合う曲といったら「軍艦行進曲」ぐらいしか思いつかない、浅学な自分。


  • バトンを渡す5名

だから5人もいないと何度言ったら(以下略)
TRPGと一部かぶってるけど。

皐樹さん
mikebonさん
狭霧さん



というわけでよろしく〜。

*1:実際、この曲は「グッドモーニング・ベトナム」という映画で、ベトナム庶民の一般生活を破壊するシーンのBGMで使用されているそうです。

*2:ジャズ発祥の地、とも。黒人奴隷が多く住んでいたそうです。

*3:確か、アフガニスタン空爆してた頃だと思った

TRPGバトン

と、いうわけでTRPGバトンですよ。

  • 所有してるTRPGの数

えーと、割と地層の下のほうに固まってる一帯があるなあ。
・・・
(数え中です)
・・・


だいたい、20〜40冊の間ぐらいで*1



やっぱりこれだなあ。
最近、では一番好きだ。
神業とか、システム面もそうだけど、物語の世界情勢がちゃんと変化してるのが大きいかな?




お気に入りにも上げたけど、これ。
久しぶりに使い続ける気になるキャラが作れたし。


ソード・ワールドRPG 完全版

ソード・ワールドRPG 完全版

初めてセッションをしたTRPGだから。
世界観も何もかもまるで理解しないで遊んだのだけれど、面白かったのよね。
あのセッションが無かったら、今でもTRPGを続けてはいないと思うなぁ。


学生時代にコンベンションでGMをやって、お客さんに「面白い」って言ってもらえたから。
GMやっててうれしかったと思ったはじめての瞬間だったし。


一番多くキャンペーンをやったシステム。
今まで2回かな?
キャンペーンやったの。
しかし、2回が2回とも青い月信者*2よりも赤い月信者*3のほうが多いパーティだったなあ。
あ、あと一人必ず「精神分裂症」*4のキャラがいたw
あ、「平和愛好」のキャラもいたw
ん?私はもちろん赤い月信者でしたよ?


シャドウラン〈ルールブック〉

シャドウラン〈ルールブック〉

古いほう。
初めてやった、キャンペーンがこれだった。
百戦錬磨の先輩達に囲まれて、結構小さくなってた記憶がw
フォーマーカンパニーマン*5は初心者がやっちゃいかんということを学びましたw
あと、明け方はさすがに思考能力低下することも学んだり。
でも、面白かった。



  • 気になる発売予定タイトル ※回答時点で未発売のタイトル


皇国の守護者TRPG
作ってるという情報が入ってそろそろ2年?
順調にTRPGからスピンアウトしてボードゲームになってるというもっぱらの噂だけど。
原作のファンだし、出たら買います。
GMだってやりますよ?
TRPGだったらだけどw



  • バトンを渡す5人

5人は無理w

Salixさん
皐樹さん
mikebonさん
HILO←友人だから呼び付け

気が向いたらデいいから書いておくれ。
よろしく。

*1:掘り出せませんでした。まあ、概算で

*2:秩序と束縛をあらわす月

*3:自由と混乱を表す月

*4:不利な特徴

*5:元企業工作員のこと。N◎VAで言えばフリーの元クグツ

昨日、就眠前に

ちょろっと見てみるとさくらまお姉さまからトラックバックされててびっくり。



( ´∀`)<そおいや、お姉さまは、巷を騒がすミュージッカルバトンなるトラバをもらってたな。
( ´∀`)<ウチに回ってきたわけか。
( ´∀`)<どれ、さくらまお姉さまはどんな曲を聴いておられるのかな?

( ´∀`)<・・・
( ´∀`)<・・・
( ゜д゜)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゜д゜)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;´Д`)<ミュージカルバトンTRPGバトンに変わっていた件について〜

昨日の日記

で、57人という来客の方々にびびって読み返してみる。


で、気づいたのですが、何か、田中先生と井上純弌先生に、失礼ではないかと思う文章が。


申し訳ありません。
田中先生に井上先生。

配慮が足りていなかったです。


しかし、ネットという世界。
不特定多数の人から見られていることを、もっと意識する必要があるなあ。

昨日

ビーストバインド エヴァンジェルの感想を書いたら、田中天先生のブログにリンクされてしまった次第。
で、一日たってみたら、田中先生からのブログからのお客様が57名様。(21時現在)
めちゃめちゃびっくりデスよ?



((;゜Д゜)ガクガクブルブル
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
(((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク

最近の読書

ビーストバインド エヴァンジェル

上に出ているのはビーストバインドNTですが、感想はサプリメントビーストバインド エヴァンジェル」の内容ですよ?

内容はリプレイ一本、シナリオ2本および追加データです。
で、まず追加データ。
目を引くのはサンプルキャラクター。
「強化人間」とか、「獄炎」とか、「不確定な切り札」とか、どっかで見たようなキャラが満載w。
他にはブラッドごとの追加アーツやドミニオン関連の追加データです。

で、次がシナリオ。
封印!
一読もせずに封印!
誰かGMやってw。


で、最後がリプレイ。
田中天先生(天日録)作の「別れの日は過ぎて」です。
や、面白かった。
すごくいいお話ですよ。
ハードボイルドで、どことなく悲しげな感じのお話で、よかった。
それにボスがいい。
ああいう、「嫌な」敵はなかなか作れないですよ。


PC1が社長です。
スゴークかっこいいです。
今回の主たるハードボイルド分。
なんか、ニトロプラスな感じのキャラですw。


PC2はかわたなさんです。
今回のお話の準主役。
明るい、いい娘。
少年漫画の主役的。


PC3は「王子」矢野俊作先生
えーっと、車オタク?な女の人。
えーっと、芝村?w
かっくいい人です。
脇役なんだけど、物語の流れの要点を抑えてた感じ。
私はこういうキャラを演じるのは好きだな。うん。


でPC4。
プレイヤーは 井上純弌先生。
あれだ。
井上先生は、シナリオに謝るべきだw。(要注意:間違っても 田中天先生に、ではありません)
今回のトンチキ分w。
ローレライとかおっしゃっていますが、明らかにケロロ軍曹ですよ?w

や、本当に面白かった。

自衛隊-知られざる変容-

自衛隊 知られざる変容

自衛隊 知られざる変容

最近の自衛隊の動向に関するレポートです。
イラク派遣や組織の再編、ミサイル防衛や国際情勢の変化に関するレポートが多くを占め、自衛隊の直面している問題点について、まとめてありました。
基本的に、やや批判的な立場から書いてあり、自衛隊の問題点*1がいくつか挙げられています。
自衛隊の問題点や現状がまとめられていて、なかなか勉強になる内容です。
ただし、問題点も。


軍組織の改革に関する部分で、ドイツとオーストラリア両軍の改革*2について例示してありますが、自衛隊との比較において明らかに妥当なカウンターではないと思います。
日本と両国がおかれている国際環境*3の違いについて明示していません。
また、オーストラリア軍が軍事任務の一部民間への外注化を行い、コストを下げている点について、訓練・輸送等の、任務の外注化が持つ問題点*4を示していません。
RMA軍事革命)を行えば、自衛隊を減らしても大丈夫、みたいな論調にも疑問*5があります。

あと、文章の書き方に読み手の印象を誘導しているような感触を感じました。
全体的な論調が「自衛隊削減」「海外展開反対」「米軍と距離を」といった感じのベクトルをもっている気がします。

*1:イラク派遣の是非、装備大系、情報収集・分析能力の(相対的)低さ、法的位置づけ、文民統制に関して 等

*2:基本的に両国は軍の規模縮小を行っています。

*3:古い冷戦構造が残存している東アジアに対して、両国は周囲に『脅威』が存在していません。また、特にドイツはNATOに加盟しています。

*4:軍の持つ訓練ノウハウの忘却、輸送任務の民間委託を行った場合の護衛の問題、この手の外注を請け負う企業が所謂「民間軍事会社」であることへの言及

*5:本土決戦が宿命付けられた自衛隊にとって、本当に有効なのか?という点についての言及が無いです。