最近の読書

ビーストバインド エヴァンジェル

上に出ているのはビーストバインドNTですが、感想はサプリメントビーストバインド エヴァンジェル」の内容ですよ?

内容はリプレイ一本、シナリオ2本および追加データです。
で、まず追加データ。
目を引くのはサンプルキャラクター。
「強化人間」とか、「獄炎」とか、「不確定な切り札」とか、どっかで見たようなキャラが満載w。
他にはブラッドごとの追加アーツやドミニオン関連の追加データです。

で、次がシナリオ。
封印!
一読もせずに封印!
誰かGMやってw。


で、最後がリプレイ。
田中天先生(天日録)作の「別れの日は過ぎて」です。
や、面白かった。
すごくいいお話ですよ。
ハードボイルドで、どことなく悲しげな感じのお話で、よかった。
それにボスがいい。
ああいう、「嫌な」敵はなかなか作れないですよ。


PC1が社長です。
スゴークかっこいいです。
今回の主たるハードボイルド分。
なんか、ニトロプラスな感じのキャラですw。


PC2はかわたなさんです。
今回のお話の準主役。
明るい、いい娘。
少年漫画の主役的。


PC3は「王子」矢野俊作先生
えーっと、車オタク?な女の人。
えーっと、芝村?w
かっくいい人です。
脇役なんだけど、物語の流れの要点を抑えてた感じ。
私はこういうキャラを演じるのは好きだな。うん。


でPC4。
プレイヤーは 井上純弌先生。
あれだ。
井上先生は、シナリオに謝るべきだw。(要注意:間違っても 田中天先生に、ではありません)
今回のトンチキ分w。
ローレライとかおっしゃっていますが、明らかにケロロ軍曹ですよ?w

や、本当に面白かった。

自衛隊-知られざる変容-

自衛隊 知られざる変容

自衛隊 知られざる変容

最近の自衛隊の動向に関するレポートです。
イラク派遣や組織の再編、ミサイル防衛や国際情勢の変化に関するレポートが多くを占め、自衛隊の直面している問題点について、まとめてありました。
基本的に、やや批判的な立場から書いてあり、自衛隊の問題点*1がいくつか挙げられています。
自衛隊の問題点や現状がまとめられていて、なかなか勉強になる内容です。
ただし、問題点も。


軍組織の改革に関する部分で、ドイツとオーストラリア両軍の改革*2について例示してありますが、自衛隊との比較において明らかに妥当なカウンターではないと思います。
日本と両国がおかれている国際環境*3の違いについて明示していません。
また、オーストラリア軍が軍事任務の一部民間への外注化を行い、コストを下げている点について、訓練・輸送等の、任務の外注化が持つ問題点*4を示していません。
RMA軍事革命)を行えば、自衛隊を減らしても大丈夫、みたいな論調にも疑問*5があります。

あと、文章の書き方に読み手の印象を誘導しているような感触を感じました。
全体的な論調が「自衛隊削減」「海外展開反対」「米軍と距離を」といった感じのベクトルをもっている気がします。

*1:イラク派遣の是非、装備大系、情報収集・分析能力の(相対的)低さ、法的位置づけ、文民統制に関して 等

*2:基本的に両国は軍の規模縮小を行っています。

*3:古い冷戦構造が残存している東アジアに対して、両国は周囲に『脅威』が存在していません。また、特にドイツはNATOに加盟しています。

*4:軍の持つ訓練ノウハウの忘却、輸送任務の民間委託を行った場合の護衛の問題、この手の外注を請け負う企業が所謂「民間軍事会社」であることへの言及

*5:本土決戦が宿命付けられた自衛隊にとって、本当に有効なのか?という点についての言及が無いです。