休んでる間の読書結果

激戦場 皇軍うらばなし

激戦場 皇軍うらばなし

日本陸軍の戦場での工夫とかが詳しく書かれた本です。
大隊砲の運用から、竹槍の作り方までいろいろです。
連隊砲の四一式山砲のガントラック化のマニュアルとか面白いです。
写真が豊富で情報量も多い良書かと。
この本でよむと、日本陸軍はすごい組織ですな。
何がすごいって、「食べられる野草」マニュアルがあることがすごい。
あと、「食べられる魚」とかもマニュアルになってるのがまた。
どれだけ補給に窮していたのかと。
あと、あれだ。
九二式歩兵砲*1のあだ名って『マルチ』なんだ・・・。*2



ブレイク・エイジ外伝『ボトルシップ・トゥルーパーズ』の完結編。
実に6年ぶりの完結です。
思い起こせば中学校時代、学校帰りの書店で見かけたのがブレイク・エイジとの出会い・・・。
感慨深いなあ。
しかし、この漫画で描かれている架空のゲーム「デンジャー・プラネット」って現在の技術で実現できるんじゃないかな?
機体のオープンソース化とかはアーマードコア形式*3で問題なさそうだし、ネット回線もインフラはととのってるし。
どっかのメーカーやってくれないかな?




その素晴らしいばかりの弱さばかりが強調される第二次世界大戦時のイタリア軍
そのイタリア軍に関して兵器から戦歴、軍装、兵士の日常にいたるまで全般的に判りやすく解説してくれる本がこれです。
感想。

やっぱ弱いよイタリア軍(爆笑)。

いや、本土防衛戦時の勇猛さとか、水雷艇部隊とか、人間魚雷*4とか特殊部隊とかはすごい活躍してるんだけど、全体的にやる気が無さすぎw。
あと、兵器の紹介文章でのブレダM30機関銃*5とかカッレベローチェL3/33豆戦車*6に対する批評とかが辛らつで苦笑。
まあ、事実なんですがね。*7
ただ、サハリアーナAS42/43ジー*8はいい車ですな。
現代でも立派に通用しそうなデザイン。
個人的にちょっと欲しいw。
あと、さすがはモードの国。
軍服がかっこいいです。
軍人もいい男が多いし。
あと、1942年の伊-日間連絡飛行の成功を祝っての絵葉書が収録されてるんだけど、この絵葉書の日本人何か間違ってるよw
すごく笑えるw
イタリア軍について知っていること知らないこといっぱい書いてある本でした。




萌えよ!戦車学校 II型

萌えよ!戦車学校 II型

題名からも判るとおり、萌え系戦車解説本の第二段。
・・・売れてたんだな第一弾。
前回は戦車そのものの紹介が主でしたが、今回は各国ごとの戦車の運用法についての解説です。
一通り読んでの感想。
ドイツ、王道。
日本、もうちょっと何とかならんもんかなあ。
アメリカ、金持ちっていやな人種だよね
イギリス、わが道を行きすぎ。
ソ連、同情はする。
フランス&イタリア、あ、いたの?

以上、こんな感じ。



ピアノの森 1 (モーニングKC (1429))

ピアノの森 1 (モーニングKC (1429))

ピアノの森 12 (モーニングKC (1509))

ピアノの森 12 (モーニングKC (1509))

書店で軽く立ち読みして気に入り一括購入しました。
そして即日で母親に取り上げられる。*9
嗚呼。
恵まれない環境に生まれた天才ピアニストが徐々に世界の舞台へ上っていくお話。
子供達の心理描写、特に弱者に対する強烈で残酷なそれが描写されていて、酷くいたたまれない気分にされますが、そんな状態から努力と幸運とで上っていく様が面白いです。
個人的に一番好きな場面は主人公が始めてのコンクールに出場するところ。
彼が確実に母親に愛されていることが判る場面や、「便所姫」との交流など、いいお話が詰め込まれている感じでとても好み。
・・・自室にもうワンセット揃えてしまおうか?

*1:曲射、直射いずれも可能な万能砲。軽量で分解して人力での運搬すら可能。ただ、射程は短め

*2:私は「マルチ」と聞くとモップをもって「はわわ〜」って言ってる緑の髪の毛の女の子ロボットしか思いつかないダメな人

*3:パーツ選択方式。細かい形状デザインとかは手作業で出来たほうが楽しいかも。装甲厚の設定なんかも手作業のほうがいいなあ

*4:自爆兵器ではなく停泊中の敵艦艇の底に爆薬を取り付ける兵器です。

*5:曰く『全てにおいて最悪の機関銃』

*6:曰く『貧弱極まりない豆戦車』

*7:比較の対象がドイツの時点で戦車に関してはどうしようもないですな。ドイツ戦車はソ連戦車に対抗するために異常進化してるし

*8:正確には軍用自動車であってジープではない

*9:漫画が好きな我が母者は息子が面白い漫画を買ってくると強権スキル『召し上げ』を発動し、漫画を没収し一家の共通ライブラリーに収めます。今までの被害は「ヘルシング」「動物のお医者さん」「仁ーJIN」など