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日本海軍、錨揚ゲ!
日本海軍、錨揚ゲ!


RAISE 1巻
RAISE 1 (ヤングキングコミックス)

日本海軍、錨揚ゲ!

阿川 弘之氏と半藤 一利氏のお二方が2晩箱根に籠もったおりの会話をまとめた本です。
日本海軍を主として、いろいろとお話されてます。
あれです。
2ch軍事板の「信じられないが、本当だ」スレのリアルだべり版みたいな感じです。
感想は、一言。
面白れぇ
いや、本当に面白い。
一級品の軍事マニアの語り合いって、こんななのかと、ただただ呆然。
いやあ、すごい知識量ですよ?
お二方とも日米の太平洋戦争の将官が存命中に会談してらっしゃるので、人物評が面白かったです。
あと、嘘の代名詞である大本営発表で公表された虚偽戦果*1、そのすべてを足し合わせても、連合国海軍の艦艇すべてを沈めることができないって話はこう、(´・ω・`)ショボーンって感じでした。
まあ、日本の全戦闘機生産数より多くの4発重爆撃機作った国ですからねぇ、アメリカって。
文中の「日本の敗因は、アメリカと戦ったことだ」に納得。
勝てない戦争はやっちゃいけませんな。



RAISE 1巻

エリア88」の新谷 かおる先生の作品。
第二次世界大戦、欧州戦線で作戦に従事するB-17爆撃機「プリズンレディ」のクルーのお話です。
主人公が爆撃機乗りってのがちょっと、珍しいですな。
クルー全員が訳アリ。
でも、腕も幸運も一流のクルーたちがいやいや引いた「ババ札」*2をこなしていくお話。
派手さはないんですが、渋い、味のあるお話です。
あと、「銀の傭兵」という話で登場するB-17「シルバーゴースト」の機長と副機長は、どっかで見たことがある気が(笑)

*1:もちろん、実態はもっと少ないわけです。

*2:お仕事(任務)ですな。