先日の日記を読み直してハタと気付く
- 作者: 伊藤悠,佐藤大輔
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/04/19
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (189件) を見る
バカ、ばか、馬鹿、俺の莫迦。
と言うわけで漫画版皇国の守護者の第3巻。
壮絶な撤退戦闘。
その最大の見せ場ともいえる小苗橋防御戦。
導術を駆使し、意地汚いぐらいに生き残ろうとする皇国軍と質、量ともに圧倒的優勢な帝国軍追撃部隊。
その対比が見事なぐらいです。
しかし、それぞれがそれぞれに必死なのですな。
以前にも書きましたが、少尉トリオのキャラが立っていて素晴らしくよいです。
また、新城が指揮官としていかに有能であるか、そして彼自身はそれをいかに信じていないかが再確認できました。
あと、帝国側の新城とも言えるカミンスキィの人生について触れる部分が、まあ、なんというか、さすがその道のプロと言うか(苦笑)。
相変わらず原作のよさを一切損ねず、それ以上に原作で書いていない部分を書き出せている点は脱帽です。
巻末のおまけは切なさと苦笑の二本立て。
やっぱり良い漫画です。
休んでる間の読書結果
- 作者: 藤田昌雄
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
大隊砲の運用から、竹槍の作り方までいろいろです。
連隊砲の四一式山砲のガントラック化のマニュアルとか面白いです。
写真が豊富で情報量も多い良書かと。
この本でよむと、日本陸軍はすごい組織ですな。
何がすごいって、「食べられる野草」マニュアルがあることがすごい。
あと、「食べられる魚」とかもマニュアルになってるのがまた。
どれだけ補給に窮していたのかと。
あと、あれだ。
九二式歩兵砲*1のあだ名って『マルチ』なんだ・・・。*2
BREAK-AGE外伝 ボトルシップ・トルーパーズ完全版 (ビームコミックス)
- 作者: 馬頭ちーめい,STUDIOねむ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/03/25
- メディア: コミック
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
ブレイク・エイジ外伝『ボトルシップ・トゥルーパーズ』の完結編。
実に6年ぶりの完結です。
思い起こせば中学校時代、学校帰りの書店で見かけたのがブレイク・エイジとの出会い・・・。
感慨深いなあ。
しかし、この漫画で描かれている架空のゲーム「デンジャー・プラネット」って現在の技術で実現できるんじゃないかな?
機体のオープンソース化とかはアーマードコア形式*3で問題なさそうだし、ネット回線もインフラはととのってるし。
どっかのメーカーやってくれないかな?
【ミリタリー選書13】イタリア軍入門 1939~1945 (第二次大戦を駆け抜けたローマ帝国の末裔たち)
- 作者: 吉川和篤,山野治夫
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2006/03/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
そのイタリア軍に関して兵器から戦歴、軍装、兵士の日常にいたるまで全般的に判りやすく解説してくれる本がこれです。
感想。
やっぱ弱いよイタリア軍(爆笑)。
いや、本土防衛戦時の勇猛さとか、水雷艇部隊とか、人間魚雷*4とか特殊部隊とかはすごい活躍してるんだけど、全体的にやる気が無さすぎw。
あと、兵器の紹介文章でのブレダM30機関銃*5とかカッレベローチェL3/33豆戦車*6に対する批評とかが辛らつで苦笑。
まあ、事実なんですがね。*7
ただ、サハリアーナAS42/43ジープ*8はいい車ですな。
現代でも立派に通用しそうなデザイン。
個人的にちょっと欲しいw。
あと、さすがはモードの国。
軍服がかっこいいです。
軍人もいい男が多いし。
あと、1942年の伊-日間連絡飛行の成功を祝っての絵葉書が収録されてるんだけど、この絵葉書の日本人何か間違ってるよw
すごく笑えるw
イタリア軍について知っていること知らないこといっぱい書いてある本でした。
- 作者: 田村尚也,野上武志
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2006/04/13
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (112件) を見る
・・・売れてたんだな第一弾。
前回は戦車そのものの紹介が主でしたが、今回は各国ごとの戦車の運用法についての解説です。
一通り読んでの感想。
ドイツ、王道。
日本、もうちょっと何とかならんもんかなあ。
アメリカ、金持ちっていやな人種だよね。
イギリス、わが道を行きすぎ。
ソ連、同情はする。
フランス&イタリア、あ、いたの?
以上、こんな感じ。
- 作者: 一色まこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/14
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (157件) を見る
- 作者: 一色まこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
そして即日で母親に取り上げられる。*9
嗚呼。
恵まれない環境に生まれた天才ピアニストが徐々に世界の舞台へ上っていくお話。
子供達の心理描写、特に弱者に対する強烈で残酷なそれが描写されていて、酷くいたたまれない気分にされますが、そんな状態から努力と幸運とで上っていく様が面白いです。
個人的に一番好きな場面は主人公が始めてのコンクールに出場するところ。
彼が確実に母親に愛されていることが判る場面や、「便所姫」との交流など、いいお話が詰め込まれている感じでとても好み。
・・・自室にもうワンセット揃えてしまおうか?
*1:曲射、直射いずれも可能な万能砲。軽量で分解して人力での運搬すら可能。ただ、射程は短め
*2:私は「マルチ」と聞くとモップをもって「はわわ〜」って言ってる緑の髪の毛の女の子ロボットしか思いつかないダメな人
*3:パーツ選択方式。細かい形状デザインとかは手作業で出来たほうが楽しいかも。装甲厚の設定なんかも手作業のほうがいいなあ
*4:自爆兵器ではなく停泊中の敵艦艇の底に爆薬を取り付ける兵器です。
*5:曰く『全てにおいて最悪の機関銃』
*6:曰く『貧弱極まりない豆戦車』
*7:比較の対象がドイツの時点で戦車に関してはどうしようもないですな。ドイツ戦車はソ連戦車に対抗するために異常進化してるし
*9:漫画が好きな我が母者は息子が面白い漫画を買ってくると強権スキル『召し上げ』を発動し、漫画を没収し一家の共通ライブラリーに収めます。今までの被害は「ヘルシング」「動物のお医者さん」「仁ーJIN」など
第五世界
ガンパレード・オーケストラ白の章 青森ペンギン伝説(限定版)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2006/01/12
- メディア: Video Game
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
ガンパレード・オーケストラ 緑の章 ~狼と彼の少年~(限定版)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: Video Game
- クリック: 51回
- この商品を含むブログ (43件) を見る
休んでる間は概ね第五世界に入り浸り。
思い起こせば大学時代、後輩の一人にガンパレード・マーチを紹介されて以来、この世界の大ファンですよ。
隠しキャラはマーチのヒーローとヒロイン、絢爛舞踏にロボット・ヲタク、ハンニバルの飼い主、幼女は出現完了。
迷刀鬼しばきの持ち主と元衛生員のいじめられっ子は未だ出現せず。
あっちゃんと舞ちゃん登場で軽く気が抜けた感じw
白の章と比較して緑の章は戦闘の難易度が酷く高くなってるんで大変ですな。
このままの勢いだと青の章はガンパレード・マーチのシバムラテック・バランス級になるのかな?
第五世界小説版
ガンパレード・マーチ 5121小隊 九州撤退戦〈上〉 (電撃文庫)
- 作者: 榊涼介,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
ガンパレード・マーチ 5121小隊 九州撤退戦〈下〉 (電撃文庫)
- 作者: 榊涼介,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
で、関連して小説版ガンパレ。
何冊か出ているんでいちいち上げるのが面倒臭いからこの二冊だけ。
感想。
面白い。
榊 涼介先生は素晴らしい小説家ですよ!
撤退戦闘で徐々に崩壊する前線の様子とか、士気が崩壊しつつある部隊のグダグダさ加減とかが素晴らしく末期戦。
それでいながら捨て鉢にならずに意地でも仲間を助け、生き残ろうとする5121小隊の戦いぶりがすごく感動的です。
ある意味で『理想の第五世界』を読ませていただいた気がします。
サボリにサボって約半年
ちょっと体調を崩して休んじゃいました。
まだ本調子じゃないけど復帰。
最近買って読んだ本
- 作者: 宮嶋茂樹
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1997/06/01
- メディア: 文庫
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
こう書くとすごいまじめな内容に思えますが、その実、どえらい勢いで崩れた軽いノリの、しかし、すぱんと切れのいい文章ですごく読みやすいです。
海自の輸送船でカンボジアへ赴き、陸自のタケオ基地での取材。
PKO派遣部隊の規則上、民間人に利便を図るわけには行かないので、輸送船以外は全て自弁です。
宮嶋氏はフリーですのでとてもとても、高いホテルに泊まるようなわけには行きません。*1
どうしたか?
タケオ基地脇に小屋を建てて住み込みました(爆笑)
足は現地の人から調達したスクーターです。
護身用の武器は同じく現地で調達のマカロフ*2です。
写真見ると、カンボジア人と区別つかねえw
いやあ、この人いい意味でバカだわ。(誉めてますよ?)
私は真似できない。
マスコミに辛い某巨大掲示板軍事板で『日本人では数少ない本物のジャーナリスト』と呼ばれるだけのことはあります。
非常に自嘲的な文章ですが、それでいて卑屈になっていない、明るさを感じさせられます。
ところどころ誇張はあるでしょうが、すごくいい文章です。
あと、さすがカメラマン。
写真がいいですね。
自衛隊員の任務中の風景、任務後の日常*3、現地の方々の生活風景。
ああ、いいなあ、と思わせてくれる写真がいっぱいです。
一番印象に残ったのは、かの有名な『ピースボート』ご一行様の視察風景。
いやあ、自由と平和を愛する方々は違います。
自由を愛するがゆえに最近まで内戦状態にあった国で、化粧をして自由気ままに行動するのはもちろんのこと、
地雷がごろごろしている、酷暑のカンボジアで土木工事をしている自衛隊員に環境問題への配慮を詰問する姿勢は私ごとき卑賤の身には考えも付きません。
これに書いてあることが全て本当だとしたら、まあ、随分想像力が盛んな方々とお見受けしますよ。>ピースボート
道路を直して、物流を戻さないと衣食住全てに支障が出るだろうに、それよりもはるかに先の環境問題に考えが及ぶんですもの。
いやはや、全く素晴らしい。
他にも市民連合なる組織が自衛隊派遣の反対運動に来ていたらしい*4ですが、こういった人々と作家の曾野綾子先生との比較はものの見事な対比になっていて正直、苦笑しましたね。
いやはや、右だろうが、左だろうが、こと政治に関して声のでかい方々には、いささか好意を抱くのに躊躇させられますな。
本当に。
お家に帰って
で、実家から戻ってきて、軽くパソコンをチェック。
しばらくかけてなかったデフラグを開始しました。
その間に晩御飯を作ろうと、コンロを点けたとです。
私の部屋のコンロは電熱式です。
ちょいと古いタイプです。
で、つけた瞬間変化が起こりました。
バチン!
・・・
ブレーカー飛びやがった!
てめ、ちょ、年に一回はショートしなきゃ気が済まんのか、このぼろコンロが!
しかも、狙い済ましたようにデフラグ中だと?
データは、データは無事なのか?*1
というか、貴様去年も同じようなことをしでかして、私に電気屋を呼ばせたよな?
ところが、電気屋が来た瞬間に直りやがったよな?
くそ、てめえなんて使ってやるもんか!
いいさ、去年なべが食いたくて買った卓上コンロがあるからな。
ふん、貴様に頼らなくても立派に煮炊きしてやらあ。
まあ、3日後には普通に使用できたわけですが。(´ー`)y━~
*1:一応、大丈夫だった